日大通信 宗教学基礎購読 合格レポート 分冊2

閲覧数773
ダウンロード数0
履歴確認
  • 1
  • 2

  • ページ数 : 2ページ
  • 会員660円 | 非会員792円

資料紹介

日大通信 宗教学基礎購読の合格レポートです。
あくまで参考程度としてご利用ください。
(丸写しはバレますので、ご注意ください。)

科目コード:P30100

宗教学基礎購読 分冊2
教材の「廃仏毀釈」から「むすび」までをまとめ、近現代日本の宗教がかかえた課題について記しなさい。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

教材の「廃仏毀釈」から「むすび」までをまとめ、近現代日本の宗教がかかえた課題について記しなさい。
徳川幕府・江戸時代の長い歴史を支えたものは、鎌倉時代より続く封建制度にほかならない。朱子学を官学とし、士農工商のような身分の上下によって人間の尊卑を分かち、権威と服従によって社会の秩序を保っていた。封建社会の精神的支柱を、儒教は担っていたのである。
しかし、さらなる制度の強化・維持のためには、他の宗教の支えも必要であった。幕府は儒教と同じく、仏教にも国教的地位を与えた。これは封建政治を押し進めるための、いわば見返りともいえる保護利用政策であった。寺請や宗旨人別帳の制度を作るために仏教寺院が必要だったのである。仏教は幕府の御用機関となることで教線の拡大を図ったが、内実は形骸化・因襲化の一途を辿り、僧侶の腐敗堕落へと繋がっていった。
このような仏教界に対し、神道、儒教側から非難の声が上がった。思想的批判の域にとどまらず、寺院は民を惑わすのみで国家にとって無用の長物だ、というような政治的経済的立場からの攻撃も現れ始めた。僧侶の淘汰や寺院の廃合を行い、仏葬から儒葬、神葬へ切り替える藩も多かった。廃...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。