≪聖徳短通信≫アンデルセン「みにくいアヒルの子」を脚色し、一幕物の人形劇の脚本にまとめてください。(お話から劇へ)

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母アヒル(巣の中で)ガーガー、早く出ておいで!
ヒナ達(卵の中から頭を出し)ピヨピヨ!(卵から出て来て)世の中ってずいぶん広いんだなぁ!
母アヒル 坊や達、これが世の中の全部だと思うの?
ヒナ達 うん、ちがうの?
母アヒル 世の中というのはね、このお庭のずっと向こう側まで、広がっているんだよ。お母さんでさえまだ行った事がないの。それはそうとこれで全員そろった?まだ全員じゃないね!一番大きい卵がまだ残ってるよ。
おばあさんアヒル(下手から登場)おまえさん、どんな具合だね?
母アヒル この卵一つだけ、穴のあく様子がなくて。でも他の子を見てやって下さい。こんなに可愛らしいアヒルの子達は今まで見たことがありません。みんなお父さんそっくりですの。
おばあさんアヒル どれ、その割れない卵というのを私に見せてごらん。これはおまえさん、七面鳥の卵だよ!私もいつか騙されてね、生まれた子には本当に苦労させられたよ。これは放っておいて他の子供達に、早く泳ぎを教えておやりよ。
母アヒル でも、もう少し頑張ってみます。
おばあさんアヒル 好きにするといいよ。(下手に歩いて退場)
アヒルの子(卵の中から出てきて)...

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