【聖徳大学院】家庭教育特論 課題1 評価S

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    第一課題
    スタディ・ガイド第1回〜第6回の各回に載せてある「学習と研究の課題」の中から5題を選んで、各600〜800字で答えてください。ただし、同じ回から2題選んではいけません。参考文献は字数に含みません。レポート課題であることを理解し、レポートに相応しい論理的文章で書いてください。

    講義回:第1回 課題1:「家庭教育振興訓令」が掲げる政策方針がどのように形成され、また文部省関係者は家庭教育のあり方としていかなる内容を奨励していたのかをノートに記すこと。

     わが国で「家庭教育」という言葉が登場するのは、1872年の学制発布以降のことで、近代学校教育制度の展開に伴いながら、その目的、活動、施策は変容してきた。戦前において、国家が家庭教育の重要性を強調し、直接その振興に乗り出すのは1930年以降のことである。第一次世界大戦を経た日本は、資本主義化へと急速に進展し、それに伴い、自由主義や民主主義の価値観が普及した。これらの価値観は近代学校教育制度の根幹である天皇制秩序と相いれず、文部省はそれらを危険思想とみなし、その抑制として「思想善導」と称する教科の徹底を図っていった。それに加えて、思...

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