心理学概論の2単位目の合格レポートです。スキナーによる「道具的条件づけ(オペラント条件づけ)」とはどのようなものかを概説するとともに、自分や周囲の人など身近な経験に照らし合わせながら、道具的条件づけによって他者の行動をコントロールすることの長所と短所について具体的にまとめられておりレポート作成の参考になると思います。
心理学概論2単位目
(課題)
スキナーによる「道具的条件づけ(オペラント条件づけ)」とはどのようなものかを具体例を挙げながら概説するとともに、自分や周囲の人など身近な経験に照らし合わせながら、道具的条件づけによって他者の行動をコントロールすることの長所と短所を自分なりに考えなさい。
(解答)
学習とは、経験の結果として生じる比較的永続的な行動の変化であり、それを起こさせる操作や過程であるとされる。学習に関する基本的な研究として、パブロフによる古典的条件づけ研究、ゾーンダイクによる道具的条件づけ研究、スキナーによるオペラント行動研究などがあるが、ここでは、スキナーによるオペラント条件づけを中心に、この学習よって、他者の行動をコントロールすることの長所と短所について述べる。
オペラント条件づけは、スキナーによって体系化された学習であるが、ゾーンダイクの試行錯誤学習が基礎となっている。ゾーンダイクが行った実験は、ペダルを踏むと鍵があく仕掛けの箱の中に、空腹の猫を入れて猫が鍵を開けて脱出するまでの時間を計測するものであった。その結果、猫の脱出時間が短縮されていくことを見出し、ゾーンダイクは、こ...