心理学概論の1単位目の合格レポートです。人間の初期(乳幼児期)の親子関係の特徴、ほかの動物たちの親子関係との違いや愛着理論について具体的にまとめられておりレポート作成の参考になると思います。
心理学概論1単位目
(課題)
人間の初期(乳幼児期)の親子関係の特徴について、ほかの動物たちの親子関係との違いや愛着理論に絡めながら記述してください。
(解答)
乳児と母親との初期コミュニケーションは、生後間もない表出行動の泣きと微笑みから始まる。この時期の泣きや微笑みは、乳児の生理的状態を表したものであるが、母親の養育行動を引き出すとともに、母親と乳児の心の交流の始まりとなる。
母親は、乳児の泣き声から様々な世話をしながらその原因を探ったり、泣きや微笑みに対して声をかけたり、乳児の顔真似をしながら心の状態を読み取っていく。生後間もない乳児には、コミュニケーションの意図が備わっていないが、母親は、乳児の状態や表情を読み取りながら、乳児とのやりとりの枠組みを構築しようとしているのである。
生後2ヶ月頃から、乳児の行動に変化が現れるが、ちょうど脳神経が成熟してくる時期である。この頃の乳児の行動には、自ら参加する様子が見られ、具体的には母親の話し声やリズムに合わせて手足を動かしたり、母親を見つめ、微笑んだりするようになり、この社会的微笑と呼ばれる乳児の微笑みによって、母親と乳児と関わりがより...