聖徳大学 精神保健学 第3課題 評価A

閲覧数701
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    聖徳大学通信教育部社会福祉学科社会福祉コース
    精神保健学 第3課題
    評価「A」

    課題内容:
    老年期の発達課題について喪失体験の観点から記述しなさい。

    資料は参考程度にお使いいただき、丸写しはおやめいただくようお願いいたします。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    老年期の発達課題について喪失体験の観点から記述しなさい。

     本稿では、老年期の発達課題について喪失体験の観点から記述する。
     老年期は65歳以上が対象であり、エリクソンによる発達段階では最後の段階に位置づけられる。この時期は、職業人生からの引退、身体や精神の衰え、経済的喪失、家族や友人との死別など喪失体験が多い時期でもある。
     エリクソンは、この時期の発達課題と危機を「統合性(完全性)」対「絶望」の葛藤を乗り越え、「英知」を獲得することとしている。
     統合性とは、これまでの人生をまとめ上げ、総合的に評価することを通して肯定的に「統合」することである。この課題が達成されると、生きる力としての「英知」が生じる。伊藤(2020)は、「英知」について「死そのものを目の前にしても、人生に対して強い関心を持ち続け、あとから来る世代の欲求にこたえて、老人の智慧を伝えることを意味し、しかもあらゆる知識の相対性を意識しつづけることである。」としている。
     一方で、この課題が達成されない場合は、人生に対する後悔の念に苛まれたり、挫折感を経験したり、自分の人生に対する絶望を感じてしまうことになる。
     老年...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。