相談援助における面接の基本姿勢や用いられるコミュニケーション技法について、その意義、内容および効果について論じています。50点満点中35点の評価をいただきました。相談援助はあくまでも相談者と援助者双方の問題解決のための共同作業となるため、面接の基本姿勢やコミュニケーション技法を活用していくことは大変重要なことだと言えます。
選択課題
番号 <課題>
相談援助における面接の基本姿勢や用いられるコミュニケーション技法について、その意義、内容および効果を述べなさい。
<引用・参考文献>
1) 鈴木伸一『対人援助の心のケアに活かす心理学』有斐閣ストゥディア, 2017年p.5
2) 武田伸也『対人援助の作法 誰かの力になりたいあなたに必要なコミュニケーションスキル』中央法規,2018年
相談援助は面接をとおして展開されることが大半であり、クライエントとの直接的な関わりは切っても切り離せない。そのなかで意図的なコミュニケーション技術を用いて、問題解決をしていくためのケアマネジメントを行っていくことが相談援助の目的となる。
ケアマネジメントは、技法を用いてクライエントの生活課題を明らかにし適切な働きかけを行うことであり、希望する暮らしやその人らしい生活を作り上げていくなかで、相互のコミュニケーションがクライエント自身の客観的に捉えるための時間ともなる。そのため、援助者はそれを促進するための関わり方を意識しながら、クライエントと問題解決のための糸口を見出していき、対等な立場をもって信頼関係の醸成をしていきながら...