宗教学_課題2

閲覧数779
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    2022年度までのレポート課題です。
    「イエスなくしてパウロなく、パウロなくしてキリスト教もない」という一節を手掛かりに原始キリスト教の歴史を辿ったレポートです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「イエスなくしてパウロなく、パウロなくしてキリスト教もない」という言葉は何を意味しているのだろうか。簡潔に言えば、キリスト教がイスラエル地方のローカル宗教から世界的宗教となったきっかけを表す言葉といえるだろう。
     イエスもパウロもはじめはユダヤ教徒だった。イエスは紀元前七年前後ガリラヤ地方に産まれ、パリサイ派のユダヤ教徒であったと考えられている。パウロが産まれた時期は明確に分かってはいないが、タルソスという町に産まれ、やはりパリサイ派のユダヤ教徒だったと考えられている。さて、イエスは既知の通りユダヤ教の経典である旧約聖書に新たな解釈を与えて民衆に伝え広め、ユダヤ教からキリスト教が分離する端緒を開いた訳であるが、パウロにおいてはなぜ「イエスなくしてパウロなく、パウロなくしてキリスト教もない」と言われるようになったのか。
     まず、パウロがユダヤ教からキリスト教に回心した経緯について確認する。使徒言行録九章には、キリスト教迫害のためダマスコに向かう途中で「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」というイエスの呼びかけを受けて失明し、三日目にイエスの弟子アナニアがパウロに手をかざすと回復...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。