【佛教大学】 道徳の理論及び指導法

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    資料紹介

    【内容】
    2022年度 佛教大学 Z5107 道徳の理論及び指導法の受理レポートです。

    【レポート設題】
    道徳教育の意義とそれを実践する際の学習指導で留意すべきことについて説明しなさい。

    【参考文献】
    ・新しい教職教育講座教職教育編⑦ 道徳教育 / 荒木寿友 編著,藤井基貴 編著 / ミネルヴァ書房
    ・「道徳教育と社会」ノート / 山内 乾史 / 学文社

    【教授からのレポート所見】
    よく調べてよく書けています。
    一言アドバイスするとすれば、下記のことに留意して考えていただければ幸いです。
    おっしゃるように道徳の授業においては「主体的・対話的で深い学び」を実現することが重要ですから、生徒の意見を細かく拾って紡いでいく工夫が必要になります。しかし、道徳の授業においてはともすれば、優等生的な答え=教師が求める答えを述べて、自分の本音を隠すことになりがちだと指摘されています。あるいは少数の意見を持っている生徒はその意見を率直に表明しづらいと言われています。このような生徒たちから率直な意見を引き出して、拾って紡いでいく工夫について具体的に考えていただければ幸いです。

    レポート作成の参考に使用してください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1. 道徳教育の意義
    道徳の教育において、従来の「読む道徳」「聞く道徳」から小学校では2018年度、中学校では2019年度から「考え、議論する道徳へ」と舵が切られた。その理由としては、従来の大人の期待するような「答え」を書いたり言ったりするような道徳教育では、児童生徒の主体性を阻害している可能性があり、児童生徒が自ら道徳的価値と向き合い、自らの人生や未来を切り開いていく資質や能力を育めないとされたからである。
    事実、「読む道徳」「聞く道徳」では、いじめといった学校生活を取り巻く社会問題を解決はおろか、深刻化させていき、それを踏まえ喫緊の取り組みとして「特別の教科 道徳」が成立した。そして、社会の中で道徳的に生きることを児童生徒に真剣に求め始めた。
    故に、道徳教育の意義としては社会の中で道徳的に生きるための道徳性の育成が挙げられる。学習指導要領の第1章 総則にも、「道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断の基に行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標とすること」と記載されている...

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