【佛教大学】教育社会学

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    資料紹介

    【内容】
    2022年度 佛教大学 Z5103 教育社会学の受理レポートです。

    【レポート設題】
    学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて、学力の視点から述べてください。

    【参考文献】
    ・新しい教職教育講座 教職教育編③ 教育社会学 \ 原清治・山内乾史 \ ミネルヴァ書房
    ・『学力論争とはなんだったのか』 \ 原清治・山内乾史 \ ミネルヴァ書房

    【教授からのレポート所見】
    「学歴社会とは何か」について、テキストに沿ってしっかりと定義されています。
    学歴社会の現状と問題点も正確に考察できています。書評いただきました。

    レポート作成の参考に使用してください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    教育社会学

    1. 学歴社会とは何か
    日本は、北欧のような国家福祉主義ではなく、かといって、中国やアメリカほど物事の決断における個人の責任は大きくはない。では、日本はどのような社会かというと、企業がある程度の面倒を見てくれる体制が整っており、いわば、「企業福祉主義」ともいうべき形態である。しかし、全ての企業が一律の福祉を提供しているかというと、そうではなく、大企業ほど福利厚生が整っている。このような背景から、日本には、大企業に入社し、安定を勝ち取るために出来るだけ高い学歴を取ろうという風潮があった。高学歴であればあるほど、大企業への道が開かれて、将来は約束されていたからである。それ故に、この状況をOECD教育調査団の一員として訪日し、日本の学歴社会について考察した、ヨハン・ガルツングは、18歳(大学入試)までは競争社会で、以降は保守社会であると述べている。高学歴を取得すれば、後の人生は保障されているので、それまでが競争社会ということである。では、その競争社会の中で、高い学歴を取得するための土台となるスタート地点は皆一緒なのかというと、そうではない。不平等であるのが事実である。本来であれ...

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