八洲学園大学 図書・図書館史 2021秋期 第1回課題

閲覧数834
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    八洲学園大学 図書・図書館史 2021秋期 第1回課題 合格レポート 評価A
    最終成績は優でした。
    このまま提出はせず、参考資料として使ってください。
    【設問】
    次の2つのテーマについてそれぞれ説明しなさい。

    ①記録メディアとしての「紙」の誕生・特性と図書の形態について説明しなさい。(600字程度)。

    ②『中小都市における公共図書館の運営』(中小レポート)(1963年刊行)の意義とその影響について論じなさい。(1,200字程度)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①記録メディアとしての「紙」の誕生・特性と図書の形態について
    1.紙の誕生・特性について
     製紙技術は中国で開発されたが、前漢時代の紙は書写材としてはまだ発展途上のものであり、主に包装材として使われたとみられている。蔡倫は記録メディアとしての紙の製造法を確立し、一般化した。原料は麻のぼろきれ、樹皮などであった。中国ではその後、樹皮を主原料とするようになった。朝鮮では楮などを用いて上質の紙を生産し、日本では楮のほか、雁皮や三椏を原料とした。
    紙は火や水に弱く、耐久性に欠ける短所はあったが、(1)原材料の入手が容易で、また再生が可能、(2)薄く軽量で、携帯性に優れる、(3)丈夫で柔軟性があり、扱いやすい、(4)折ったり、畳んだりすることができ、加工が容易、という利点が上回ったため、記録メディアの首位となった。紙の基本機能は、記録すること、ものを包むこと、液体を拭き取ることである。

    2.図書の形態について
     紙を用いた最も古い図書の形態は、長くつなぎ合わせた紙を巻いて保管する巻子本である。情報を小さくまとめることができる長所があったが、読み終えた後で巻き戻しをしなければならなかったり、巻中...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。