塩分

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    塩分
    塩分(えんぶん)は、

    1.ものに含まれる塩(しお)(英: salt)、あるいはその量。
    ・調理では「塩」「塩分」「塩分濃度」は使い分けられることがある:
    ・塩: 調味料の一種としての食塩
    ・塩分(量)=「食品の総量(100gとは限らない)」中の「塩の量」(単位:質量)
    ・塩分濃度=「食品の単位量中の塩の量」÷「食品の単位量(100g等)」(単位:比率、あるいは濃
    度)
    ・食品分野で「塩分」は、話す人によって意味が異なる曖昧なことばである。特にカリウムは生理
    学的にナトリウムと全く違う挙動をするので、以下のどれを意味しているのか正確に理解する必要
    がある:
    ・調味料としての食塩(主成分は塩化ナトリウム)成分
    ・栄養学上の「ナトリウム」(塩化ナトリウム以外のナトリウム塩も該当するが、カリウム塩は該
    当しない。英: sodium)だけ
    ・生理学上の塩分(ナトリウムだけでなくカリウム等も該当する。ただし食品の場合、これらの成
    分は塩基ではなくて「栄養学上のミネラル」である)
    ・栄養学関連:
    日本人の食事摂取基準、日本食品標準成分表、食品表示基準、いずれにも「塩分」という項目はな
    い。(関連する項目名として存在するのは、「カリウム」、「ナトリウム」、「食塩相当量」)。
    ・「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会は、「塩分」ということばに「食塩だけ(塩
    化ナトリウム以外の物質は該当しない)」という意味はないから「ナトリウム」、「食塩」、「食
    塩相当量」と同じ意味で使うのは誤用である、としていた。これは「塩分」の意味として化学用語
    での定義だけを認めるという立場である。
    ・食品表示基準では、食品の製造販売業者が商品説明に「塩分」ということばを使うこと自体への

    禁止等はしていない。しかし使った場合には、ナトリウム塩のことであるとみなす規制をしている

    2.(化学)ものに含まれる塩 (化学)(えん)あるいは塩類(えんるい)の分量(英:
    salts)、または濃度(英: salinity)。
    ・生理学では、塩(えん)ではなく塩基をさす場合がある。また、ナトリウムだけではなくカリウ
    ム、その他も該当する。
    ・海洋学では、水に含まれる固形物質の濃度(英:
    salinity)。「塩分濃度」ともいうが、「『分』は『濃度』を意味するからこれは誤った呼称」とい
    う主旨の主張もある。単位量以外の水中に含まれる塩の総量は「塩総量」等とよぶ。
    3.(建設)ものに含まれる塩素化合物(塩化物)または塩化物イオンのこと(英:
    chlorides)、あるいはその濃度。コンクリートや金属を腐食する要因とみなされる。
    ・複雑な話題では「塩分」「塩分量」「塩分濃度」は使い分けられることがある。
    もの自体か、量か、濃度か、は話す人により異なる。「塩分量」・「塩分含有量」とすれば量のこ
    とに、「塩分濃度」とすれば濃度のことになる。

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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