コンバインドサイクル発電 (日本での実用例)
1.コンバインドサイクル発電とは
コンバインドサイクル発電とは、ガスタービンと蒸気タービンとを組み合わせたもので、ガスタービンから排出された高温の排ガスを再利用して蒸気を作り、蒸気タービンとガスタービンで発電する方式である。従来までの蒸気タービンだけの火力発電に比べ、熱効率を上昇させ、出力の増加を図ることが可能となる。
図1 コンバインドサイクル発電
2.日本での例(東京電力 富津火力発電所)
富津火力発電所では、3系列で総出力352万kWの発電能力を備えている。現在、4号系列(出力152万kW)を建設中であり、都心に最も近い発電所として、東京都...