ウソ
ウソ(鷽、学名:Pyrrhula pyrrhula Linnaeus,
1758)は、スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。和名の由来は口笛を意味する古語「
うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。その細く、
悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛され、江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれ
ることもあった。
ヨーロッパからアジアの北部にかけて広く分布する。冬季に北方に生息していた個体は南方へ移動
する。
日本では、漂鳥または冬鳥として全国に広く分布する。亜種ウソ(P. p.
griseiventris)が本州中部以北の亜高山帯などで繁殖し、冬は九州以北の低地に移動して越冬する
。また、亜種アカウソ(P. p. rosacea)は冬鳥とて飛来し秋から春にかけて滞在する。
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