セキレイ
セキレイ(鶺鴒、鶺䴇)は、鳥類の1グループ。
イシクナギ、イモセドリ。ニワクナギ(鶺鴒、熟字訓)、ニワクナブリ(鶺鴒)、ツツ(鶺鴒)、
マナバシラ(鶺鴒)、イシタタキ(石叩き・石敲き)、ニワタタキ(庭叩き)、イワタタキ(岩叩
き)、イシクナギ(石婚ぎ)、カワラスズメ(川原雀・河原雀)、オシエドリ(教鳥)、コイオシ
エドリ(恋教鳥)、トツギオシエドリ(嫁教鳥)、ツツナワセドリ(雁を意味することもある)な
ど多くの異名を持つ。
標準和名がセキレイである種はなく、和名にセキレイが含まれるのはセキレイ属 (Motacilla)
とイワミセキレイ属 (Dendronanthus)
の種である。ただし、イワミセキレイ属はイワミセキレイの1属1種で、大部分はセキレイ属である
。日本で普通に見られるセキレイは、セキレイ属のセグロセキレイ(固有種)、ハクセキレイ、キ
セキレイの3種だが、他に旅鳥などで希に見られる種もある。
主に水辺に住み、長い尾を上下に振る習性がある(ただしイワミセキレイは左右に振る)。イシタ
タキなどの和名、英名Wagtail(Wag:振る tail:尾)はその様子に由来する。人や車を先導するよ
うに飛ぶ様子がよく観察される。また、中国名の「相思鳥」は雌雄が仲むつまじいからだと言う。
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