食文化
食文化(しょくぶんか)は、食(食事)にまつわる文化のこと。
食文化には、食材の選び方、献立の立て方、調理法といったことから、食器の選び方、また誰と、
どのように食べるのか、といったことや、作法・マナーなどに至るまで多くのことが含まれる。
食の頻度、摂取する時刻、なども食文化の要素の一つである。普段は何を食べるか、暦の上で特別
な日には何を食べるのか、ということもある。
現代社会のグローバリズムの中で、それぞれの食文化は均一化の方向へ向かっている面もある。欧
米企業を主体にしたファストフード店が、世界各国に展開していたり、インスタント食品やスナッ
ク菓子などが流通している。とは言うものの、世界各国の各家庭では、親から子へと伝統的な家庭
料理が伝授されつづけているし、郷土料理の再評価や、地元の食材を用いた料理の評価(地産地消
)、「スローフード運動」も起きている。また、跡継ぎ問題もあって家庭料理だけでなく地域固有
の郷土料理に詳しい継承者を育てる動きもある。
くらしき作陽大学に、日本初の「食文化学部」が設置されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』