客観テストの作成手続きを簡潔にまとめ、それを利用した集団準拠評価の効用と限界について指摘しなさい。
※内容の丸写はせずに、資料は参考程度にとどめてご利用なさってください。
神藤貴昭・橋本憲尚著(2020),『新しい教職教育講座 教職教育編4 教育心理学』, ミネルヴァ書房
光永悠彦(2017), 『テストは何を測るのか』,株式会社ナカニシヤ出版
青山晶子(2004),「英語の評価方法」,富山高等学校紀要 第38巻 ,
https://www.nc-toyama.ac.jp/library/wp-content/uploads/sites/4/2018/02/kogyokiyo38-9.pdf
一般社団法人国際コミュニケーション協会(iiBC), 「テスト結果について」,
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide04.html
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1. 客観テストの作成手続きを簡潔にまとめ、それを利用した集団準拠評価の効用と限界
について指摘しなさい。
④ 客観テスト作成の手続きはテキストに詳述されているので、ポイント(特に、信頼性と
妥当性に注意)を簡潔に押さえておく。また、集団準拠評価の効用・限界についても、テキ
ストの記述をもとに自分なりにわかりやすく論述すること。 【第9章 第2節 客観テストと
集団準拠評価 参照】
客観テストの手続き
1.評価する内容の明確化
テストは、何をどのような目的で評価するのかを意識して単元ごとの目標分析表など明確
な基準に沿って内容を具体的に絞り込むことが重要である。この手順を怠ると、テストで何
を評価しているのか曖昧になり、テストの意味が損なわれてしまう。例えば、英語のスピー
キング力を測ろうとするに、流暢さなのか、言語活用力なのか目的を明確にしなければ、正
しく評価するためのテスト形式を検討することができない。共通テストの英語スピーキング
テストの導入が延期になったことからも、客観テストを設計する際には、「テストは何を測
るのか?」の目的を明らかにして求める学力を測るための..