【明星大学】 PB1010 国語(書写を含む。) 1単位目 2012年度~ 履修登録者用

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    資料紹介

    2016年度合格
    【課題】
    これからの時代に求められる国語力について論じなさい。
    【参考・引用文献】
    『国語科教育法入門』長谷川清之(明星大学出版部)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 これからの時代に求められる国語力について論じる。
     はじめに、国語力とはなんであるかというところから入っていく。文化審議会答申では次の二つの領域からなるものとされている。
    一つ目は、考える力考える力、感じる力、想像する力、表す力から構成される、言語を中心とした「情報を処理・操作する能力」の領域である。
    二つ目は前記した四つを支え、全ての活動の基盤となる「国語の知識」や「教養・価値観・感性等」の領域である。
    一つ目の領域が、国語力の中核である。二つ目はその基盤である。この二つは、作用しあいながら生涯に渡り形成され続けるものとされている。
    この二つを掘り下げていく。最初に一つ目の領域から見ていく。まず「考える力」とは「分析力と論理構築力等からなる論理的思考力」としている。これは事実や推測を見極めて状況等を的確に捉え、情報を言語化したものを筋道を通してその場に応じた発言や文章を組み立てる力である。次に「感じる力」であるが、これは人の気持ちや表現、社会的・文化的な物事の価値を感じ取る「情緒力」である。言葉の僅かな意味の違いを感じ取ることや感性もここに入る。次に「想像する力」とは、言葉に現れ...

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