慶應通信_合格レポート_地学(大量絶滅)

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    資料紹介

    慶應義塾大学通信教育課程
    総合教育科目「地学」の合格レポートです。
    レポート課題:地球史において発生した大量絶滅事変の原因の分類について説明せよ

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    地学(第4回・完)
    地球史において発生した大量絶滅事変の原因の分類

    1.はじめに
    地球史において幾度となく発生している絶滅のうち、次の5回のタイミングで発生したものについては、全生物種の70%以上が絶滅した大量絶滅として知られている。すなわち、古生代のオルドビス紀末、デボン紀後期、ペルム紀末および中生代の三畳紀末と白亜紀末の5回である。
    それぞれの絶滅事変については、地球の寒冷化、火山活動、隕石の衝突などが原因として挙げられている。
    以下、絶滅事変を原因ごとに分類し、絶滅に至る過程について述べる。

    2.寒冷化による絶滅
    地球の寒冷化は、ペルム紀末と三畳紀末の2回を除くタイミングで発生している。ただし、白亜紀末については、他の事象が寒冷化を招いたものであるため、ここでは寒冷化が原因として直接挙げられている、オルドビス紀末とデボン紀後期の絶滅の際に生じた事象について述べる。
    (1)オルドビス紀末の絶滅
    約4億4000万年前のオルドビス紀末の大量絶滅の際には、サンゴ・海綿などの造礁性生物、筆石、腕足類、オウムガイ、三葉虫などの大半が絶滅しており、全生物種の85%程度が絶滅したと考えられて...

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