PA3050 教育行財政2 1単位目

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    資料紹介

    明星大学通信教育部 PA3050(2019年~)教育行財政2、1単位目の合格レポートです。

    [科目概要]
    国家行政の一作用としての「教育行財政」について、その歴史的沿革を踏まえながら、どのような制度的枠組みの中で成り立っているのか、その基本的構造の特質を明らかにする。
    このため、具体t系には教育行政の「制度的事項」に加え教育課程行政の基本的枠組みと運用の実際、生徒指導の在り方、学校評価と教員評価、学校の保健安全管理と「学校事故」、学校情報の取り扱いと個人情報・情報公開との関わりなどの課題について、その現状と課題を明らかにし、今後の方向性等を考察する。

    [学習上の目標]
    ■科目の到達目標
    日本国健保第26条に規定する「国民の教育を受ける権利」の意義を踏まえ、現代公教育制度の意義・役割および機能について基本的な理解を得させるとともに、国と地方の教育行政・学校経営の仕組み、学校制度の基本的枠組み、学校の組織編制と管理運営、教育課程管理、生徒指導の在り方など教育行政と学校経営に関する総合的な知識と理解を深めさせる。

    ■科目の学習要点事項
    1学校の組織編制、学校編成・教職員定数
    2教職員の身分を服務
    3地域参画の学校運営の在り方
    4学習指導要領と教育課程編成の在り方
    5生徒指導の意義と役割
    6学校における懲戒と体罰
    7児童生徒の安全管理と学校事故

    [参考文献]
    最新 教育法の基礎 樋口修資著 明星大学出版部
    現代の教育改革と教育行政 小川正人著 放送大教育振興会
    概説 教育行政学 平原春好著 東京大学出版会
    教育小六法 市川須美子他著 学陽書房

    [レポート課題]
    1校長と教諭の職務を比較しながら校長のつかさどる「校務」の意義と「校務分掌」の在り方を明らかにしなさい
    2教員の「専門性」と研修の関わりについて述べるとともに、教員の研修の概要についてまとめなさい

    [レポート解説]
    1テキスト第5章「学校の組織運営と教職員」の内容を参考として、学校教育法第37条に規定する学校の教職員の職務権限について、学校の組織運営の在り方を踏まえつつ考察する。
    特に、校長の職務権限である「校務をつかさどる」の意義を理解するとともに、それを学校教職員に分担して業務を行わせる「校務分掌」の仕組みについて理解する。

    2テキスト第6章「教員の養成・採用・研修と身分・服務」の内容を参考として、教員に求められる資質能力を考察するなかで「教職の専門性」について理解を深める。そのうえで、専門性がどのようにして向上されるのか、現職における教員研修の意義を理解しつつ、どのような現職研修の機会が整備されるか基本的理解を得る。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.学校での仕事は授業だけでなく他にも様々な業務がある。学校で行われる学校教育の実施のため必要な業務のことを「校務」という。校務の内容として東京地方判決(昭32.8.20)で「校務とは、学校の運営に必要な校舎等の物的施設、教員などの人的要素及び教育の実施の3つの事項につき、その任務を完遂するために要求される諸般の事務を指す」とある。つまり校務とは学校の仕事全体、すなわち学校が学級活動を遂行するのに必要なすべての仕事を指す。これを校長が司るとされているが、校長自らが全ての校務を行うことは不可能である。そのため、この校務を円滑に実施するため、多くの者が役割分担をしている。この役割分担を「校務分掌」という。
    学校運営に必要な一切の仕事は、学校段階においては校長の権限と責任において処理されなければならない。多様なものからなる学校の運営における、学校段階の最終的な責任者校長なのである。つまり校長は学校の所属職員全員に対し「上司」のタ鳥羽にあり、教諭等の所属の職員に対し、職務命令を発し、校務を分担させ、また校務の処理の方法などについて指揮監督し、所属職員の人事管理することができる。よって、校長が教...

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