ロシアの歴史を知るための50章

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    資料紹介

    課題図書として提示された書籍の要約をまとめたものです。ロシアの歴史について勉強する際にまとめノートとして活用していただけると幸いです。書誌データは以下の通りです。
    下斗米伸夫『ロシアの歴史を知るための50章』(明石書店、2016年)

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    ロシアの歴史を知るための50章

    一章
    1キエフ・ルーシの時代
    ・ルーシはフィン・ウゴル系の人々と共住し、七世紀から八世紀に形成
    862年リューリクがキエフ・ルーシを建設。当初はヴァイキングの文化と言葉(古ノルド語)を保持していたが、のちにスラヴ人と同化してそれを自分たちの文化だと意識。
    氏族的な原理
    ・キエフを中心にたくさんの諸侯があった。その諸侯が対立し、スーズダリ(北東ルーシ)が独立。
    ルーシという外来の勢力が東スラヴに定着し、氏族的な(血縁集団)原理によって諸侯が対立し、「ルーシ」意識が薄れて国家としての統一がなくなる。
    正教キリスト教
    ウラジーミル1世がビザンツ皇女と結婚し、正教を国教にする。
    →ビザンツ文化を引き継ぐ(ロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語はキリル文字)

    2タタールのくびき(1238‐1480)
    ・モンゴルへの定期的な貢納、軍役、使役の提供を強制される
    ・東からはモンゴルが、西からはリトアニアが攻めてきたため、キエフ時代の統一感は失われた。この影響がのちに、政治体制や文化、社会を独自に変えて、ロシア、ウクライナ、ベラルーシという民族ができた。→モンゴルの文化...

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