【課題】
1.戦後日本の教育改革について3点を取り上げ、要点をまとめよ。
2.現在の学校教育の課題について考察せよ。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
1 戦後日本の教育改革について、⑴教育基本法の改正⑵教員及び教員養成の制度改革へ⑶複線型学校制度から単線型学校制度への3つの論点についてまとめる。
⑴「教育基本法」は1947年に制定された戦後の民主的教育体制の基本となったものである。特徴として教育に関する根本法の性格を持つ。これの制定に伴った教育勅語の執行・排除は世間の反対の声を生んだ。1950年文相の天野貞祐は、天皇への敬愛や愛国身の重要性などの内容の「国民実践要領」を発表する。これは批判を買うと同時に、保守派からは社会変動に戸惑っていたこともあり支持を得た。1956年、1963年ともに、教育基本法に愛国心の欠落を指摘したが、改正となることはなかった。
教育基本法の見直しが長く叫ばれ、1999年の「教育改革国民会議」において見直しの必要性が認められた。そして2006年に「公共の精神」、「道徳心」、「郷土や国を愛する心と国際社会の一員としての意識の涵養」などを新たに盛り込み、改正されることになった。
⑵戦後の教育の地方分権により、教員の身分は地方公共団体の「教育吏員」とされ、「教育公務員特例法」によって、人事・給与・服装等...