統合失調症の生活のしづらさについての考察

閲覧数1,042
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    レポート作成の参考になれば幸いです。

    参考文献
    「精神疾患とその治療 第2版(新・精神保健福祉士養成講座1)」日本精神保健福祉士養成校協会編  中央法規出版

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    統合失調症の生活のしづらさについて考察しなさい。

    1.統合失調症とは

    はじめに、統合失調症とは、脳の様々な働きをまとめることが難しくなるために、幻覚や妄想などの症状が起こる原因不明の脳の疾患である。統合失調症は、全人口の約0.7%の人が生涯で発症する病気であり、日本でも統合失調症者は約80万人といわれている。統合失調症は国籍や性別は問わず、思春期から30歳までが発症する者が統合失調症者全体の70%以上を占めている。
    統合失調症の発症の原因はいまだに不明だが、遺伝的な要因と環境的な要因が組み合わさって発症することが最新の研究で示唆されている。統計データでは、一般の人々での発生リスクが1%以下であるのに対し、一卵性双生児は発生リスクが約50%、親や兄弟姉妹は約10%と示している。統合失調症になりやすい要因を持つ人が、神経発達の異常や固体の脆弱性、ストレスなどがきっかけとなって発症すると考えられている。
     
    統合失調症の症状は主に陽性症状、陰性症状、認知機能障害の三つに分けることができる。
    まず一つめは陽性症状である。陽性症状は、幻聴や幻覚、妄想、思考過程の異常や、自我意識の障害など実際...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。