慶應通信 アリストテレス『政治学』を読んで

閲覧数2,126
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,210円 | 非会員1,452円

    資料紹介

    アリストテレス『政治学』を読んで、関心を抱いたテーマについて

    この資料の全面コピーandペーストを禁止します。あくまで参考程度にご使用ください

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    課題:アリストテレス『政治学』を読んで、関心を抱いたテーマについて

    1.はじめに
     アリストテレス『政治学』を読んで筆者が最も関心を抱いたテーマは、奴隷制についてのアリストテレスの考え方である。本論ではそのことについて論じる。構成に関して、まずアリストテレスの奴隷制の論理を整理し、続く第3章ではそれが後世に与えた影響及びそれがどのように解釈されてきたかを調査する。最後の第4章ではアリストテレスの奴隷制の考え方が現代社会において持つ意義を考察する。結論では本論で述べたことをまとめた上で、アリストテレスの奴隷制の考え方を評価する。

    2.先天的奴隷説
     『政治学』においてアリストテレスは、奴隷制を肯定している。彼は、奴隷制は自然に反しないことであると論じる。なぜなら「支配することと支配されることはただ必然なことに属するばかりでなく、また有用なことにも属するからである。そして生れる早々から或る場合には相違があって、或るものは支配されるように出来ており、また或るものは支配するように出来ているからである」 。また別の箇所でも「自然によって或る人々は自由人であり、或る人々は奴隷であるということ、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。