租税論課題2の合格リポートです。
丸写しはせずに、参考程度にご利用ください。
租税論 課題2 2019~2022 年度
【リポート課題】
アダム・スイスおよびA.ワグナーの租税原則を説明し,さらに,現代の普遍的租税原
則である①公平性,②中立性,③簡素性の各原則についてそれぞれ説明しなさい。
租税原則とは、課税するにあたって考慮すべき一般的原則である。租税原則は絶対的な
ものではなく、時代により、またその国の事情により、その内容が多少とも異なることは
免れないところである。
租税原則は多数の学者によって唱えられたが、歴史上有名なものは、アダム・スミスの
租税原則とワグナーの租税原則である。
アダム・スミスの第1原則は公平の原則である。「あらゆる国家の国民は、各人の能力
にできるだけ比例して、いいかえれば、彼らがそれぞれの国家の保護のもとに享受する収
入に比例して、政府を維持するために貢献すべきものである」としている。
第2原則は明確の原則である。「各個人が支払う義務を負う納税は、確実でなければな
らない。つまり恣意的であってはならない。支払時期、支払方法、支払金額のすべては、
貢納者にも他のあらゆる人にも、明白で平易なものでなければならない」としてい...