社会福祉学Ⅰ S評価 聖徳大学

閲覧数1,698
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    聖徳大学の社会福祉学Ⅰ、第2課題のレポートです。

    ・課題内容
    選択した文献の要約と意見。1500~2000字。

    ・選択した課題図書
    杉山春「児童虐待から考える-社会は家族に何を強いてきたか」

    ・評価と講評
    【S】よくかんがえられている

    ※丸写しはせず、参考程度にご利用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    杉山春「児童虐待から考える-社会は家族に何を強いてきたか」朝日新書、2017年 要約と意見
     -要約-
     当書における著者の主張をまとめると以下のようになる。「取材した虐待事件において、その主な原因は親の能力不足と環境の不遇であり、人格によるものではない。であるならば、彼らに重罰を与えることは正しいことなのだろうか。まず改善すべきは、能力と環境に恵まれなかった彼らだけに親の責任を負わせた社会なのではないか。」
     では、虐待の原因であるという親の「能力不足」と「環境の不遇」そして「改善すべき社会」とはどういうことなのか。まず能力不足だが、その主な要因は知的なハンディキャップにある。障がい者と認められない軽度なものでも、社会の中では不利な特徴が複数あるという。その代表例は将来を見通せないことだ。先のことを考えるのが苦手であるため「お金を使ってしまう」「将来の計画が立てられない」といったことも出てくる。それ以外にも、「抽象的に考えるのが苦手」「誘導を受けやすい」など、人とのコミュニケーションにおいて不利となるものも多い。そのため、人間関係が築けず長く働くことや、困難を相談できる友人を持つこと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。