資料紹介

明星大学 通信 PA1030 教育の制度と経営 2単位目 合格レポートです。今年度より、課題が変わりました。
1. 修学義務と修学制度をめぐる近年の動向のうち、関心のある課題を選び、その要点をまとめ、所見を述べなさい。
2. 学校評価と地域参画の学校づくりについて、それらの制度的仕組みをまとめるとともに、その課題について意見を述べなさい。

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学校教育法施行令第5条に、市町村教育委員会は、就学予定者が就学すべき小学校または中学校を指定することが定められている。一般的には個々の就学予定者が就学すべき学校の決定は一方的に行われるが、指定された就学校について保護者の意向や子どもの状況に合致しない場合には、保護者の申立により市町村内の他の学校に変更することができる。この「学校選択制」について考察することとする。
　学校選択制のメリットとしては、まずは通学の利便性を考えて学校を選択できる点が挙げられる。通常の学区制では、一般に自宅から近い学校が就学先に決められるが、中には教育行政上の区分の仕方によって、遠方の学校に通わなければならないこともある。また、通学にあたり交通量の多い道路や人気の少ない道路を通ることを避けたいと考える場合もある。長く通うことになるのだから、安心・安全な通学ができる学校を選べることは良いことだろう。第二に、子どもの個性に合った教育を行う学校を選べるといった点が挙げられる。学校にはそれぞれの特色があり、それを考慮した選択が行える。例えば、児童生徒数の多い大規模な学校よりも小規模な学校が合う子ども、運動系の行事よりも...

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