ワークモチベーションをめぐる研究者の変遷

閲覧数1,237
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「ワーク・モチベーション」の諸側面について、動機付けをめぐる研究者らの理論を通し、論ずる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ワークモチベーションをめぐる研究者の変遷

    はじめに、ここでは、産業・組織心理学において、仕事をする動機づけ=「ワーク・モチベーション」の諸側面について、人間観の変遷をあげ、論ずる。
    まず、人は社会的環境の中で生活しており、行動のエネルギーになるものを社会的動機という。働く際の「がんばろう」というやる気が大切であり、このやる気を「動機づけ」という。マレーによると、動機づけには2通りあり、外発的動機づけは、外からの刺激によって構成されるワーク・モチベーションであり、内発的動機づけとは、自らの行動自体が快感や満足となる行動をいう。このように動機づけには、外発的と内発的の側面がある。
    シェインは、管理者が従業員を見る上での人間観が歴史的に変化してきた順序を、「合理的経済人」、「社会人」、「自己実現人」、そして「複雑人」という4通りのタイプによって提示した。
    先ず、シェインが「合理的経済人」と呼んだ人間観について述べる。今から100年ほど前、働くことは合理的に賃金を得るのが目的だと考えられていた。このワーク・モチベーションは、外発的動機づけによる。さらに、この頃は仕事のやり方や生産量が曖昧で、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。