刑事政策2021年第1課題

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    中央大学法学部通信教育課程
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    202104-1
    ホチキス
    … …

    ホチキス
    … …
    1.刑罰の目的
    刑罰は犯罪を行ったことに対する報いとして課され、それ自体が正義にかなうがゆえ
    に正当化されるとする絶対的応報刑論、犯罪を防止するために科するものであり、犯罪の
    防止効果があるからこそ正当化されるとする目的刑論、刑罰は応報であると同時に犯罪予
    防の効果を持つことによって正当化されるとする相対的応報刑論の 3 つの説がある。目的
    刑論には、刑罰の予告と賦課により、潜在的な犯罪者による犯罪を抑止することを内容と
    する一般予防論と、実際に刑罰を科される犯罪者自身が将来罪を犯すことを防止しようと
    する特別予防論とがある。一般予防論は、刑罰の威嚇による予防が考えられていたが、近
    年では、犯罪者を処罰する事により犯罪を予防するとする積極的一般予防論も主張されて
    いる。これは、法規範が侵害された場合に制裁が加えられないと、それに対する信頼が崩
    れ、犯罪を犯すものが出てきてしまうため、刑罰を科すことによりそれを防ぐという意味
    ...

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