(2020年度)慶應経済通信教育課程で、合格をいただいた地理学Ⅰのレポートです。初回合格でした。テーマは国際分業の一つである製品のモジュラー化の説明です。
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序論
主に製造業でみられる国際分業の発展に貢献してきた製品のモジュラー化に対して、本論文では、モジュラー化が産業社会に与えた影響や、実例について述べていく。モジュラー化の将来的な展望についても言及する。
第一節は社会のトランスナショナル化に伴って現れたモジュラー化について、第二節はモジュラー化が生産に与えた影響について、第三節はモジュラー化の成功例について、第四節はモジュラー化の未来予測について述べ、モジュラー化の全容を明らかにしていく。
本論
第一節:社会のトランスナショナル化に伴って現れたモジュラー化
本学の教科書「地理学I」によると、モジュラー化とは、製造や開発などにかかる複雑なシステムやプロセスを、どのように組み立てれば良いかが説明された作成マニュアルに基づいて、半ば独立したサブ・システムに分解する生産方式だとされている。別名でモジュール化(以下、本文中ではモジュール化)と呼ばれるこの生産方式では、複雑な製品の仕組みを、製品・システムを構成するモジュールに分割し、それぞれのモジュール単位で開発や製造をする。その後、分割して開発されたモジュールは、目的に応じてカスタマ...