評価Aです。「罪と罰」についてのレポートです。文学のレポートの内容は人によって多種多様なはずなので、このレポートは、ちょっとした書き方の参考程度にして下さい。
ドストエフスキー『罪と罰』
1、作家・作品の紹介
『罪と罰』の作者であるフョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーは1821年にモスクワで医師の家に産まれる。父親は医師とは言えけして裕福でなく、場末の貧民街にある病院に勤めていた。16歳でペテルブルグの工兵士官学校に入学し、卒業後は工兵局に勤めるも1年経たずに退職する。退職後10ヶ月で処女作『貧しき人々』を書き上げ、文壇に登場する。また、ドストエフスキーはいくつか凄惨な経験をしている。18歳の時に父親が惨殺され、1849年には死刑執行の直前で恩赦により死刑を免れるという死に直面した経験をし、その後シベリアで4年間服役した。それらの経験が作品に影響を与えている。代表作に『未成年』『カラマーゾフの兄弟』などがある。
『罪と罰』(1866刊)の舞台となるのは当時のペテルブルグである。ペテルブルグに住む貧しい元大学生のラスコリーニコフは、金品を奪う目的で金貸しの老婆とその妹を殺害してしまう。その後、ラスリーニコフは捕まるんじゃないかという不安や罪悪感に思い悩み、最終的に自首をする、というのがおおまかな物語の流れである。
2,議題
この作...