子どもの足と靴について
『歩き始めの子どもを対象とした靴設計に関する基礎的けんきゅう(第1報)』でも学んだように、3歳以上の研究は多いが歩き始めの子どもの研究は少ない。乳幼児の足と靴について、大部分の保護者は無知である。幼児の正しい知識を普及させることは、育児上の重要な問題である。幼稚園、保育園の時期からの足と靴の検診では遅すぎる。生後6ヶ月前後ではいはいを始め、11ヶ月前後で立ち始め、13ヶ月前後には一人でヨチヨチ歩きを始める。乳幼児の足はナマコのように軟らかい。大部分が軟部組織と軟骨からできており、軟骨と軟骨の間には広い隙間があって、靭帯と筋肉で繋がれている。成人のような関節の構造は見られない。乳幼児の足は3歳までの間に平均約2cmもの成長があらわれる。乳幼児の足は、大人の足に比べて各部の配分が違う。足指が足長の3分の1も占めているほど長く、力が強い。手の指と同様に常に動かしている。保健所の乳幼児健診の時から、保護者に乳幼児の足と靴について知識を与え、靴を履いて歩く状態について指導が必要である。乳幼児の足との研究についても、育児上、非常に大切だと考えられる。
各年齢の生活様式及び、心身と足の特徴を理解して靴を作り、使用することは、成長過程と歩行動作の発達において重要なことである。未成年者の靴は前足部の足の形と運動性を重視した靴の開発が強く望まれる。
人間環境学演習Ⅱレポート
木曜日3限
人間環境学科 3年H組 2402090 氷室由美
卒業論文に向けて
(1)はじめに
私は、子どもの足と子ども靴についていろいろと勉強してきました。そして、その知識を更に深め、子ども靴の正しい知識とは何かを考えたいと思い、文献を参考にしながら、卒業論文に向けて何をしたいのかを考えてみる。
(2)子どもの足と靴について
『歩き始めの子どもを対象とした靴設計に関する基礎的けんきゅう(第1報)』でも学んだように、3歳以上の研究は多いが歩き始めの子どもの研究は少ない。乳幼児の足と靴について、大部分の保護者は無知である。幼児の正しい知識を普及させることは、育児上の重...