【日大通信】発達と学習(T10500)課題1 2019~2022年度
「発達と学習」分冊1(新教材)の合格リポートでございます。
課題:いくつかの学習指導法を取り上げ、各指導法の特徴を述べなさい。また、生徒によって適した指導法が異なることについても論じなさい。
「代表的な学習指導法ひとつひとつを丁寧にまとめています。それぞれの特徴、長・短所を適切に理解できています」との講評を頂戴し、S評価を頂きました。
少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
レポート執筆がんばって下さいね!
問.いくつかの学習指導法を取り上げ、各指導法の特徴を述べなさい。また、生徒によって適した指導法が異なることについても論じなさい。
ブルーナーが提唱した発見学習は、学習者が観察や実験を通して自分の力で結論を導き出す、学習者主体の学習指導法である。教師の役割は、必要に応じてヒントを与え動機づけを高める等、発見の過程を側面から支援することであり、生徒が発見すべき概念等を見定め、教材や発見の場を提供する。発見学習による授業は、学習課題の把握→仮説の設定→仮説の練り上げ→仮説の検証→発展とまとめという流れで進む。この方法は、知識の定着、探究的態度の形成、問題解決方法の発見、内発的動機づけの喚起等の効果がある。こうした考え方や態度の育成は近年非常に重視されており、総合的な学習の時間では、自ら課題を見付け、解決に取り組む力を育てることがねらいとなっている。しかし、発見学習に適した学習内容は限られ、全ての教科に於いて有効である訳ではない。学習者が自ら発見に至る過程で多大な時間を費やす問題もある。
発見学習と対照的に、教師が学習すべき内容を説明し、学習者はそれを確認しながら理解し受け入れる学び方を受...