環太平洋大学 通信教育課程 「D3502 教育心理学B(中等) 」第二課題の合格レポートとなります。
選択課題「不登校」
〜課題内容〜
『いじめ、不登校、校内暴力の中から1つを選び、それへの生徒指導のあり方について自分なりの考えをまとめなさい。 』
文部科学省の不登校の定義※①によると、不登校とは病気や経済的な理由を除く「何ら
かの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはし
たくともできない状況にあるために年間 30 日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由
による者を除いたもの」である。
文部科学省の最新の統計※②によると、平成 30 年度の小・中学校の不登校児童生徒数は、
164,528 人(前年度 144,031 人)であり、学校種別に見ると、小学校 44,841 人で、中学校
119,678 人である。また、1,000 人当たりの不登校児童生徒数は 16,9 人(前年度 14,7 人)
であり、小・中学校で 6 年連続増加している。
不登校になるきっかけは、複数回答だが「学校生活に起因」(小学校 51.8%、中学校 74.4%)、
「家庭環境に起因」(小学校 55.5%、中学校 30.9%)となっている。「学校生活に起因」の
内訳を見ると、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(小学校 21.7%、中学校 30.2%)「学
業の不振」(小学校 15.2%、中学校 24.0%)の順に多か...