初等社会科教育法1単位目
1初等社会化の目標は、「柱書」、「資質・能力の三つの柱」で構成される。「柱書」には、「見方・考え方」「課題解決の学習活動」と「公民としての資質・能力の基礎」が総括的に描かれている。「資質・能力の三つの柱」では、「知識・技能」「思考力、判断力、表現力等」、「主体的に学習に取り組む態度」を柱に、社会科ならではの要素を盛り込んでる。
社会生活についての理解を図るため、社会の窓として地理的な内容、歴史的な内容、公民的な内容を位置づけ、これらを通して人々の社会生活を理解するよう構成されている。この地理的な内容、歴史的な内容、公民的な内容はそれぞれ別個のものではなく、相互につながり合っており、この結び付きの多さが社会生活について理解する初等社会科の特徴である。また、地理的な内容、歴史的な内容、公民的な内容は社会的事象を総合的に学ぶ教科でもある。
身に付けさせたい社会科の学力は、知識では、「社会生活についての理解に関する知識」である。技能では、「社会的事象について調べまとめる技能」である。知識・技能の社会的事象に関する情報を集め、読み取って、まとめる技能は何度も発揮して習熟...