資料紹介

佛教大学通信教育課程のスクーリングの科目
ブッダの教え　レポート
点数８５点　1600字指定

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課題　シッダールタの「さとり」について説明し、各自の論評を加えな
　　　さい。

　シッダールタは、シャーカ族の王のシュッドーダナとマーヤー夫人の間の子どもとして誕生した。シュッドーダナ王によって、外界から隔絶されて育ったシッダールタは、人生の苦を知らなかった。しかし、出家の動機を語る伝説として有名な「四門出遊」によって、人間には、人間として生まれること、老いゆくこと、病に臥すこと、死すこと、すなわち、「生・老・病・死」の苦悩が存在することを知る。また、北門より出た際に、沙門（当時のカースト制度において、クシャトリヤやヴァイシャ出身の出家者）に出会い、強く関心を抱いた。その後、世俗に関わる一切を放棄して人間に関わる苦悩を解決するために、出家し、修行に打ち込んだ。当時のインド世界は「輪廻転生」の思想が普遍的で、人間の運命は行為の善悪によって決定され、霊魂が、過去・現在・未来にわたって継続されるものとされていた。
当時、二十九歳であったシッダールタは、輪廻する人間存在は苦であると考え、輪廻からの解脱の方法を求めていた。当時の沙門の宗教には、「禅定」と「苦行」が存在し、まずは禅定によって輪廻...

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