中央大学法学部通信教育課程 保健理論 2021年度第1課題です。B評価で合格しました
【保健理論 第1課題】
*ヒトの睡眠の構造と意義について述べ、レム睡眠、ノンレム睡眠に関してそれぞれが出現する機序を説明しなさい。
1.ヒトの睡眠の構造と意義
睡眠状態とは、外来刺激に対する反応が低下し、睡眠独特の脳波を出しており、強い外来刺激があれば、覚醒できるという可逆的状態のことを示している。
睡眠は複雑な複合状態であり、ノンレム睡眠とレム睡眠の2つの要素からなっている。そして、それが交互に繰り返されている。
脳では、延髄の呼吸中枢や循環中枢は、生まれてから死ぬまで昼も夜も休まず働いており、睡眠をコントロールしている睡眠・覚醒中枢も睡眠中に活動している。
しかし、大脳は睡眠中に休息をとったり、また記憶の整理をしたりと、覚醒時と違った活動をしていると考えられている。
また、睡眠がうまくとれないと、大脳の情報処理能力に悪い影響が出る。睡眠不足のとき、私たちが感じる不愉快な気分や意欲のなさは、身体ではなくて大脳そのものの機能が低下していて、大脳が休息を要求していることを意味している。
体部も、肺や心臓は睡眠中も休まず活動を続けているが、筋肉などは休んでいるだけでなく、睡眠時に分泌の高...