看護学校の「倫理学」授業のレポート課題で作成したものです。
主な内容は下記です。
・インフォームド・コンセント(IC)
・パターナリズム(父権主義)
・がん告知訴訟について
・インフォームド・コンセントの限界と患者への配慮について
倫理学
インフォームド・コンセントとパターナリズムについて
インフォームド・コンセントは、患者の「自己決定権」を尊重するために、不可欠である。患者は医療を受けるかどうか、またその内容についても選択・決定する権利を持っている。患者の「自己決定権」、「自分の人生のあり方を決める権利」は、憲法第13条で保障されている「基本的人権」の一部である。そのため医師は患者の権利を尊重し、患者が的確な判断を下せるように、医療の内
容について十分に説明する義務(説明義務)を負う。
「パターナリズム」とは「父権主義」「保護的温情主義」などとも訳され、具体的には患者のために患者の決定や行動、情報の自由を制限する事...