看護学校の「災害看護学」授業のレポート課題で作成したものです。
●災害看護レポートⅠの内容について
・トリアージとは何か
・トリアージの方法
・1次トリアージ、2次トリアージについて
・トリアージの流れ
・トリアージカテゴリー
・トリアージタッグ
・災害関連死とは
・深部静脈血栓症とは
・災害関連死と深部静脈血栓症の関連について
・災害時における深部静脈血栓症の予防について
・被災者に対する心のケアの必要性について
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)と心の反応
・援助者として接する時の基本的な態度や話し方について
災害看護Ⅰ
トリアージとは、大規模な事故や災害が起こった際、医療資源が制約される中で、一人
でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、傷病者の緊急度に応じて搬送や治療の
優先順位を決める事であり、多数の傷病者をトリアージする方法では以下のような1次ト
リアージと2次トリアージに大きく分かれる。
1次トリアージでは「START」法がある。この方法ではまず歩行を確認し、歩ける場合
にはカテゴリーⅢ(緑)とする。次に呼吸を確認し、気道を確保しても自発呼吸がなけれ
ばカテゴリー0(黒)とする。呼吸がある場合は呼吸数を確認し、9回/分以下または 30 回/
分以上であればカテゴリーⅠ(赤)とする。次に、循環を橈骨動脈の触知で判断する。脈
が触れないか微弱、または脈拍数が 120 回/分以上ある場合はカテゴリーⅠ(赤)とする。
最後に意識の確認を行い、「手を握ってください」などの指示に応じない場合はカテゴリー
Ⅰ(赤)、応じる場合はカテゴリーⅡ(黄)とする。
2次トリアージでは、第1段階でジャパンコーマスケールを用いた意識評価や、呼吸数
(9 回/分以下または 30 回/分以上)、脈拍 ...