『合格済みレポート』姫路大学 学校・学級経営論
設題2
学習集団としての学級と生活集団としての学級の機能について考察せよ。
学習集団としての学級と生活集団としての学級の機能について考察せよ。
学校において「学級」とは、子どもたちの学校生活における基礎単位である。学級担任制が基本となる幼稚園や小学校では、特に教師の力量が子どもの成長に大きく影響を与えるといえる。
学級という場は子どもたちにとって学習の場(学習集団)であり、生活の場(生活集団)である。これら2つの機能については以下に述べていく。
①学習集団としての学級
平成8年に中央教育審議会が答申した「21世紀を展望した我が国の在り方について」の中で「真の学び舎」の実現を目指すこととして以下の3つが示されている。1.一人ひとりが大切にされ、周囲と楽しく学び合い活動する中で存在感や自己実現の喜びを実感しながら「生きる力」を身に付けること。
2.様々な角度からの物差しで子どもたちを見て、一人ひとりの良さや可能性を見出し、伸ばしていくこと。
3.共に学習・生活する場として「ゆとり」があり、高い機能を備えた教育環境を持つこと。
これらは学習と生活の場であることを前提として、それぞれの機能が一層発揮される期待が込められている。
学級での授業は、一人の教員...