【設題】
「法の下の平等について」
※本資料は、設題の趣旨をとらえて、重要事項を網羅したものとなっております。安心してお買い求めください。
※「設題の留意点・学習の要点」に従って作成しました
設題内容は2019年度版となっております
こちらは2019年度4月以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
佛大で小学校1種免許の取得を目指す皆さん一緒に頑張りましょう。
日本は立憲主義を採用している国であり、国家の権力を憲法で制限することで、国家が暴走しないように「権利」を保障している。「基本的人権の尊重」、「国民主権」、「平和主義」の3つを憲法の3大原則言われている。3つの原則の中の基本的人権の尊重というのは、基本的人権の本質として、「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、 これらの権利は、過去幾多の試錬に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利」と定められており、日本国民ならどんな人でも生まれながらに持っている人間としての権利である。基本的人権の尊重は、「平等権」、「自由権」、「社会権」、「請求権」、「参政権」の5つの権利からできており、今回のレポートでは5つのうちの平等というところに焦点を当て、(1) 自由と平等の関係、(2) 実質的平等と合理的差別、(3) 平等の具体的な内容、(4) 平等違反の違憲審査の判断枠組みについて見ていく。
(1)自由と平等の関係
日本国憲法には、国民の権利及び義務というものがあり、様々な自由・平等に関する内容が定められている。自由とは、自由とは、「自分の意のままに振る舞うことができるこ...