ソーシャルワークにおけるスーパービジョンの歴史的背景と具体的機能について

閲覧数4,476
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【概要】
    社会福祉士養成課程の課題です。
    相談援助の理論と方法

    課題:
    ソーシャルワーク全般にスーパービジョンが必要不可欠な過程となった時代と理由と、
    事例を提示してスーパービジョン機能について述べる。

    【目次】
    1.スーパービジョン登場の背景
    2.スーパービジョン機能の具体例

    【引用・参考文献】
    1.新・社会福祉士養成講座8 相談援助の理論と方法Ⅱ 中央法規出版 
    2.神奈川県社会福祉協議会(2016)『職員が育つ職場がいきる ~神奈川県社協発 福祉の職場のスーパービジョン』
    http://www.knsyk.jp/s/hataraku/pdf/super_v_jireisyuu.pdf
    3.若宮(2016)『ソーシャルワーク領域におけるスーパービジョンの理論的検証』南九州大学人間発達研究 第6巻.
    4.小松尾(2015)『実習指導者による実習スーパービジョンの課題』日本福祉大学社会福祉論集.第 133 号.

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.スーパービジョン登場の背景
    スーパービジョンという言葉には指導、助言、管理といった意味を持っており、1900年代初頭にドイツで精神分析の分野に導入され、臨床医の技術の向上を目的に実施されるようになった。その後、米国への精神分析の普及とともに米国において定着した。
    このスーパービジョンは、臨床実践家であるスーパーバイジー(以下、バイジー)が指導者とするスーパーバイザー(以下、バイザー)から教育・指導を受ける過程ととらえられる。そこでは、経験豊富な指導者がバイザーとなり、実践家であるバイジーとの定期的な面接や継続的な訓練を通じて専門的スキルを向上させることが目的である。米国では、臨床ソーシャルワークが心理臨床的なアプローチに傾倒していたことで、ソーシャルワークにおけるスーパービジョンにもこの考え方が浸透し、日本にも同様に波及した。
    心理臨床のように、専門資格の取得に際して認定されたバイザーから一定時間以上のスーパービジョンを受けていることや、資格を取得後にも、定期的なスーパービジョンを資格の維持要件としている場合も多い。これは対人支援の専門職がより良い実践を続けていくためには、スーパー...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。