「少子高齢化のメカニズム」と「高齢化する人口構造」について

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資料紹介

【概要】
社会福祉士養成課程の課題です。
社会理論と社会システム

わが国の総人口は平成22年に1億2,800万に達し、その後は減少に転じた。
この現象における「少子高齢化のメカニズム」と「高齢化する人口構造」について述べる。

【目次】
1.少子高齢化のメカニズム
2.高齢化する人口構造

【引用・参考文献】
1.令和元年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)
 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2019/gaiyou/01pdf_indexg.html
2.平成30年(2018)人口動態統計(確定数)の概況
 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei18/index.html
3.新・社会福祉士養成講座3 社会理論と社会システム 中央法規出版

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

1.少子高齢化のメカニズム
少子化のメカニズムは、出生、婚姻、死亡、国際人口移動という要素が影響している。
 まず、出生では、日本において顕著に人口増加が見られたのは第二次世界大戦後である。終戦による復員引き上げとベビーブームの到来によってもたらされたものである。そのため、1947~1949年の合計特殊出生率は4.5人と極めて高い状態であった。しかし、その後の出生率は低下し、1950年には置換水準である2強という数値となったが、1966年を除いて1970年代まではこの数値を維持することとなった。しかし、1975年以後は、2を切り、1990年には1.57となった。これは今までの最低値であった1966年の1.58を下回る数値であり、1.57ショックとして騒がれることとなった。その後も低下は続き、2018年は1.42となっている。 
 このような置換水準を出生率が下回る現象は1970年代以降の先進地域においては一般的となり、東欧やアジアをはじめとする地域でも現在は見られるようになっている。
 また、出生率の低下は出生の年齢パターンや出生子ども数の変化と連動している。出生率が高位であった196...

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