日本の精神科外来診療と精神保健福祉士

閲覧数1,765
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    <参考文献>
    「精神疾患とその治療」荘村明彦 中央法規 2016

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本の精神科外来診療と精神保健福祉士
    精神疾患の治療は、幻覚妄想や抑うつ気分、不安といった臨床症状の改善だけでなく、精神症状によって引き起
    こされた心理的影響の改善、家庭生活・社会生活機能の回復も重要である。ここに、わが国の精神科外来診療の特
    徴と内容をまとめ、精神科外来診療における精神保健福祉士の役割について考察する。
    わが国の医療は、誰でも、いつでも、どの医療機関でも自由に受診できるフリーアクセスが大きな特徴の一つで
    ある。患者に医療機関選択の自由が保障されていると言える。しかし別の側面から見れば、医療機関が患者に対し
    て継続診療を提供する義務を負わないというデメリットも存在する。統合失調症や双極性障害等の精神障害では、
    治療中断により病状の再燃や再発の危険が増すことを考慮すると、フリーアクセスは精神科治療の継続性の観点か
    らは不利な側面もある。
    また診療報酬制度で請求が認められた医療費については、患者の自己負担が原則 3割である。そして、精神科外
    来で提供される医療行為のほとんどは健康保険の適用が認められている。精神科医の指示の下、保健師、看護師、
    作業療法士または精神保健...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。