漢文学 第一設題

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    資料紹介

    2019年度に合格した第一設題のリポートです。
    「参考文献・引用注の記載も適切になされている。」と評価していただいたので、書き方の参考にどうぞ。
    「『漢文』とはどのような文体か、古代の中国で書かれたものが現代の日本で学ばれていることも視野に入れてその定義を述べよ。」

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    「漢文」とはどのような文体か、古代の中国で書かれたものが現代の日本で学ばれている
    ことも視野に入れてその定義を具体的に述べよ。
    以下、レポート解答
    「漢文」の定義を述べるにあたって、まずは辞典の文章を引用したい。
    日本国語大辞典によると、
    ①中国、漢時代の文章および文学
    ②中国で書かれた、漢字による文章。特に、現代中国語に対して、古い中国の文章や文学。
    また、これにならった日本の文章や文学をもいう。もろこしぶみ。からぶみ。
    また、大辞泉では、
    ①中国古来の文語体の文章を日本でいう称。
    ②日本人が①に倣って書いた文章。
    ③中国の漢の時代の文章。
    とある。気になるのは、大辞泉①にある「-日本でいう称。」というところである。日本で、
    ということは中国でいう「漢文」と意味が違うのであろうか。
    加藤徹『白文攻略 漢文法ひとり学び』では、「中国人は漢文を『文言』『文言分』『古文』
    などと呼ぶ。」、「中国語で『漢文』というと『漢の時代の文章』の意味になる。」「いずれに
    せよ、日本語と中国語では『漢文』という単語が指す意味内容は違う」とある。
    つまり、日本国語大辞典の①と大辞...

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