【慶應通信】ロマンチック・ラブ・イデオロギー【社会学】

閲覧数3,454
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    ロマンチック・ラブ・イデオロギーの観点から、家族について考察している。
    愛情は家族という制度体を十分に保障できるだろうか

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会学 愛情は家族という制度体を十分に保障できるだろうか
    はじめに
    「家族」は、時代や社会によって、その目的や体系を変えてきた。前近代では近代
    産業の発展、近代国家から生まれた、近代家族とよばれる制度体に関しては、愛情
    というものが家族を形成するものとして強調されるものとなった。愛情というものは、
    家族という制度体を十分に保障できるのであろうか。
    本論で注目したいのは、ロマンチック・ラブ・イデオロギーについてである。家族社
    会学などにおいては、近代以降の結婚は、ロマンチック・ラブを経験した結びつきであ
    るべきだという観念が広まり、恋愛結婚や近代家族のあり方を規定しており、家族を
    形成するにあたって最も重要な主張であると考えられる。夫婦の恋愛観を考察するこ
    とで、家族を形成し存続させる要素が見えてくるのではないだろうか。
    そこで以下に、構造化理論、再帰的近代化論の提唱で現代社会学に大きな影響を
    与えている社会学者アンソニー・ギデンズの説(「社会学」第五版)を元に、家族につ
    いて解説し、ロマンチック・ラブ・イデオロギーから「家族」への影響について論じる。ま
    た、現代の観点から家族の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。