ジャーナリズム論期末レポートです
「ジャーナリズム論期末レポート」
「記者クラブ」制度を持つ日本にジャーナリズムはあるのだろうかという疑問が生じた。
外国のメディアから見れば日本のジャーナリズムはワイヤーサービスと考えられているよ
うだ。ワイヤーサービスとは日本の時事通信や共同通信のような通信会社の事で、第一報
を最重要業務としている会社の事だ。
先日、内定しているテレビ局の研修で「ジャーナリズムとは何か」というディスカッシ
ョンを行った。そこでは様々な意見が飛び交い、それは職種や経験、価値観によって異な
った。しかし、共通認識として挙がった事もある。それは「ジャーナリズムとは、極端な
話をすれば権力の監視であり、社会更生。それを担うのがジャーナリストであり、市民の
知る権利に応える義務がある」といった内容だ。テレビ局の記者がジャーナリストである
ならば、社会更生のためには、例え自分の立場が不利になったとしても貫くのが筋であろ
う。※29 しかし、実際に記者クラブに所属するメディアが、議員辞職に繋がるような批判
記事、選挙の当選に大きく関わるような記事を書く事はほとんどない。先行して書いてい
るのは、週刊誌のような...