デイヴィッド・キャメロンとウィリアム・グラッドストンの総選挙に関しての比較、考察。
歴代英国首相の比較
2015 年 5 月 7 日にイギリス保守党の党首デイヴィッド・キャメロンは、同党を総選挙で
勝利へと導き、再選した。同選挙において、与党である保守党は過半数を上回る 331 議席
を獲得した。しかし、連立与党の自由民主党は選挙前の 56 議席から大幅に議席を減らし、
8議席の獲得にとどまった。また、与党代表格の労働党は 232 議席しか獲得できなかった。
今回の総選挙の特徴として、スコットランド国民党(SNP)が大幅に議席を伸ばしたこと
が挙げられる。スコットランド国民党はスコットランドに割り当てられた 59 議席中 56 議
席を獲得した。スコットランド国民党は、スコットランドの独立を政策に掲げており、彼
らの独立を問う住民投票は去年否決されたばかりだが、これだけの票を与えたことは、ス
コットランドとウエストミンスターとの溝が埋まっていないということを示しているので
はないかと考えられる。
私は、デイヴィッド・キャメロンとウィリアム・グラッドストンについての比較をした
いと思う。それは、グラッドストンもイギリスにおいて地域政党が躍進した時期の首相で
あるから...