(1)興味を持った理由
今回、獣医学概論における本多先生の獣医微生物学についての講義に最も興味を持った理由は基礎ゼミでミクロフィラリアの予防薬「イベルメクチン」についての研究を行っているうちに寄生虫などに強く興味を抱くようになっの時に飼っていたウサギが突然死んだことが原因でウサギについての研究をしてみたいという気持ちがあったので、今回はウサギの寄生虫について深く考察していきたいと思います。
(2)調べた内容について
1)寄生虫の種類
<1>原虫類(PROTOZOA)
①特徴:原虫(原生動物:PROTOZOA)は単細胞の真核生物であると定義される。原生動物の細胞の基本はそれぞれが細胞的分化を遂げた独立生命体であり、栄養摂取、代謝、運動、生殖などの生命維持・種族保存に必要な全ての機能を持っている。また、細胞的分化として細胞機器が発達している。これは原形質の一部が特有の機能を有する有機的単位として分化した細胞の特殊構造である。
②発育:原虫の分裂増殖は母体が子孫を産出する多細胞動物とは大きく異なり、母
体に当たる原虫自身が2あるいは多数に分裂し、それぞれが子孫にあたる
新たな原虫になっていく。また、単純な無性生殖の場合と、これに有性生
殖が組み合わされている場合とがある。
③分類:原生動物は非細胞性という見方も存在するが、単細胞性の動物であると
いう定義が一般的である。現在では約7000種の規制性のものを含む約
65000種に及ぶ原虫が知られている。クス
類、微胞子虫類、鞭毛中類、肉質中類、繊毛虫類などが存在する。
<2>吸虫類(TREMATODA)
①特徴:扇形動物門(Platyhelminthes)の一網で全ての種が寄生生活を営む。発育様式や生態によって単世類(Subclass Monogenea)、楯吸虫類(Subclass Aspidocotylea)、Subclass Digenea)の3亜網(subclass扁平、葉状のものが多い(扇形動物門)が、ときに卵円形、円筒形、円錐形のものも存在する。体表は間葉細胞から分泌されるクチクラ層で覆われており平滑である。
②発育宿主は脊椎動物であり、多胚生殖の行われる中間宿主は通常軟体動物、陸生または水生の貝類である。第中間宿主は節足動物、あるいは魚類を含む比較的下等な脊椎動物である。各発育期の順序と名称は虫卵→ミラシジウム→スポロシスト→レジア→セルカリア→メタセルカリア→成虫である。
③分類:主なもので住血吸虫類、重口吸虫類、棘口吸虫類、肝蛭類、双口吸虫類、腹囊双口吸虫類、腹盤双口吸虫類、二腔吸虫類、斜睾吸虫類、住胞吸虫類、後睾吸虫類、異形吸虫類などが存在する。
<3>条虫類(CESTODA)
①特徴:家畜・家禽に寄生する条虫類は多節動物門といわれ条虫類と共に扇形動物門に一網を構成する。全てのものが寄生生活を営み、多くは脊椎動物の腸、まれに体腔内に寄生する。
②分類:主なものに裂頭条虫類、中擬条虫類、テニア条虫類、ダベン条虫類、膜鱗
条虫類、二孔条虫類、裸頭条虫類などが存在する。
<4>線虫類(NEMATODA)
①特徴:線形動物(Nemathelminthesに属し、扇形動物である吸虫類や条虫類よりも高等動物であると考えられている。体系は糸状、紐状、長円筒状で、多くは両端がやや細くなっており、体節的な区分は全くない。体表はケラチン素
(1)興味を持った理由
今回、獣医学概論における本多先生の獣医微生物学についての講義に最も興味を持った理由は基礎ゼミでミクロフィラリアの予防薬「イベルメクチン」についての研究を行っているうちに寄生虫などに強く興味を抱くようになっの時に飼っていたウサギが突然死んだことが原因でウサギについての研究をしてみたいという気持ちがあったので、今回はウサギの寄生虫について深く考察していきたいと思います。
(2)調べた内容について
1)寄生虫の種類
<1>原虫類(PROTOZOA)
①特徴:原虫(原生動物:PROTOZOA)は単細胞の真核生物であると定義される。原生動物の細胞の基本はそれぞれが細胞的分化を遂げた独立生命体であり、栄養摂取、代謝、運動、生殖などの生命維持・種族保存に必要な全ての機能を持っている。また、細胞的分化として細胞機器が発達している。これは原形質の一部が特有の機能を有する有機的単位として分化した細胞の特殊構造である。
②発育:原虫の分裂増殖は母体が子孫を産出する多細胞動物とは大きく異なり、母
体に当たる原虫自身が2あるいは多数に分裂し、そ...