八洲学園大学 2019秋期 学校図書館司書教諭
学校図書館メディアの構成 第一回課題
司書教諭には、学校図書館メディアに関する知識と主題に関する知識が求められる。 メディアが活用されるための主な条件は、(1)学校の教育活動ならびに児童生徒の発達段階に沿ったメディアが収集されている、(2)児童生徒にとって利用しやすいメディアと環境が整備されている、(3)すでに体系化されている知識とともに、新しい情報も入手できる、の3点である。(1)について論じなさい。字数は1600字以上2000字未満とする。
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評価はAでしたが、自分なりの考察が多めにある方がさらに良いようです。シラバスにもありますが、文献を1,2冊ではなく、複数調べることをお勧めします。参考になれば幸いです。頑張ってください!
学校においてメディアが活用されるためには、学校の教育活動及び発達段階に応じたメディアが収集されなければならない。以下、発達段階を順に追って論じる。
乳幼児期について
この時期の子供にとってのメディアは主に絵本や紙芝居、図鑑、写真等である。語彙数が少ないこの時期は、このようなメディアを通して語彙力を身に付けていく。
指導要領には「(前略)絵本や物語に親しむ中で,様々な言葉や表現を身に付け,(後略)」[1]とある。友達と一緒に絵本を読んだり、先生の読み聞かせで新たに言葉を覚えたり、言葉の使い方を覚える。そして生活の中で身近な人が伝えたいと思うことを理解し、自分も伝える力が身に付くようになる。幼児が興味を持ったり、好奇心にかられるようなメディアを集める必要がある。保護者に対しては学齢に合わせて本を紹介し、読み聞かせの啓発ができるようなメディア収集も大切である。
小学生期について
この時期の児童にとっては言語能力の育成の面からも読書が重要となる時期である。学習指導要領解説に「読書は,多くの語彙や多様な表現を通して様々な世界に触れ,これを疑似的に体験したり(中略)言語能力を向上させる重要な活動の...